雇用調整助成金支給は2021年4月末までが期限となっていた。
今回、4月末までの支給が4月及び5月末まで2か月延長された。
助成率および上限額が一部減額は下記のように変更となった。
(中小企業)
4月まで 全国一般原則 助成率 80% (解雇の無い企業 助成率 100%)
上限額 15,000円
5月及び6月まで
全国一般原則 助成率 80%(解雇の無い企業 助成率 90%)
上限額 13,500円
緊急事態宣言地域 助成率 80%(解雇の無い企業 助成率 100%)
上限額 15,000円
まん延防止重点措置地域 助成率 80%(解雇の無い企業 助成率 100%)
上限額 15,000円
(大企業) 全国一般原則のみ異なる。あとは中小企業と同じ
5月及び6月まで
全国一般原則 助成金 66.6%(解雇の無い企業 助成率 75%)
上限額 13,500円
7月以降の対応は未定である。
もし、6月で雇用調整助成金制度が更に縮小、または廃止となれば、中小企業の体力から雇用の維持は困難である。
政府としては、2か月の短期対応でなく、長期的視点からの雇用維持制度の創設が必要であろう。
(参考) 厚生省リーフレット