社労士・兵藤恵昭の独り言

団塊世代の社会保険労務士・兵藤恵昭のブログです。兵藤社会保険労務士事務所・内容は雑多です

2020年・1年間の新型コロナ労災適用者は6,041人

厚労省は昨年1年、コロナ労災申請で4日以上休業した者の人数を公表した。

 

それによると、総人数は 6,041人である。

内訳は

 ①医療・保健施設関係 2,961人 (49%)

 ②社会福祉施設関係  1,600人 (26%)

 ③製造業        345人 (6%)

 ④建設業        187人 (3%)

 ⑤飲食店        30人 (1%)

 ⑥その他        918人 (15%)

 

医療・福祉関係が75%を占める。

 

労災適用は業務との因果関係、つまり業務起因性があることが必要である。

感染経路不明でも業務中に感染の可能性があれば、労災適用される。

 

従って、積極的に申し立てるべきである。

 

たとえ、事業主が労災適用を拒否、非協力であっても、労働者単独で申請できる。

 

その場合は、労働基準監督署などに相談すれば、業務起因性、感染経路等を調査してくれる。積極的に申請した方が良いだろう。

 

死亡者数は公表していない。2021年の今年度はもっと増加しているだろう。