会社をはじめとする特定の組織に所属せず、個人事業主などで働く「フリーランス」の存在感が高まってきた。
国内での1年間の報酬総額は約20兆円で5年前と比べて約2倍となり、人数は257万人で派遣社員を上回る。
2024年秋にはフリーランスを不利な取引から守る法律も施行される予定である。新たな働き方の実態には多くの課題がある。
米国ではギグワークとして大手IT企業の奴隷のような働き方となっている。インターネット上のプラットホームを仲介として、単発の仕事を請け負うワーカーである。
ギグとはミユージシャンがライブで一回限りの演奏をすることを指し、「単発の」を意味する。
フリーランスとの違いは労働の期間の違いにある。ギグは極短時間の労働であるが、フリーランスは数日間から数カ月の期間と長くなっている。